弱形(機能語が弱くなる)
弱形(弱くなる)
弱形は、前置詞・冠詞・接続詞・助動詞といった文法のための語に強勢が置かれず、母音の多くがシュワー/ə/に変わる現象で、toは「トゥ」ではなく「タ」、forは「フォー」ではなく「ファ」になります。Oxford Online Englishは、数え方によるが弱形を持つ語は30〜60語ほどで、内容語にはほとんど無いと説明しています。
どういう現象?
前置詞・冠詞・接続詞・助動詞といった「文法のための語」は、強勢が置かれず、母音が多くはシュワー /ə/ に変わります。to は「トゥ」ではなく「タ」、for は「フォー」ではなく「ファ」です。Oxford Online English は、数え方によるが弱形を持つ語は30〜60語ほどで、名詞・動詞などの内容語にはほとんど無いと説明します。
なぜ起きる
英語は強い音節と弱い音節が交互に来るリズムで話される言語です。Pronunciation with Emma は、大事な語は大きくはっきり、小さな文法の語は速く小さく弱く言うことでこのリズムができると話します。Rachel's English は、アメリカ英語では長い音と短い音の対比が大切なので短いほうをとても短くすると、as と was の回で説明します。
聞き取りのコツ
弱形を知らないと、聞こえた音の数と単語の数が合わなくなります。セイダイ音声学は、her の h が落ちて tell her が teller のように聞こえる例と、否定文の can ははっきり言うことが多い点を挙げます。Oxford Online English は、強調する語と文末の語は強形で言うと説明し、Martin Weisser の表も文末と強調では弱形になりにくいと注記します。
例
to → タ / for → ファ / of → ァヴ / and → ン / can → クン / them → ェム
出典
- 動画・英語 Oxford Online English Weak Forms - How to Pronounce Weak Forms in English
- 動画・英語 Pronunciation with Emma Weak Forms in English (Understand FAST Native Speakers) + Free PDF
- 動画 【英語発音】セイダイ音声学 【弱形発音】学校では教わらないリスニング力UPの必須法則!
- 資料・英語 Rachel's English How to Pronounce AS and WAS
- 資料・英語 Martin Weisser Strong & Weak Forms
解説動画: 【弱形発音】学校では教わらないリスニング力UPの必須法則!/【英語発音】セイダイ音声学
弱形とは: 意味的に重要でない単語が、かなり弱く発音されること。発音を学んでいないとあまり出会わない用語だが、リスニングには欠かせないとしている。
なぜリスニングに効くのか: 弱く発音された結果、これまで思っていた発音とはまったく違う形に変わってしまう。聞いたときは何を言っているか分からないのに、文字で見たらすごく簡単な文章だった—— この経験の正体が弱形だと説明している。
原因はカタカナ変換: 発音を練習したことがないと、カタカナに変換された音で単語を覚えてしまっている。実際のネイティブの音とは違う形で記憶しているため、聞いても一致しない。発音練習をすると、音の捉え方そのものが変わる—— だからリスニングを伸ばしたいなら発音練習をしたほうがよい、という結論になっている。