短縮形
短縮
書き言葉には無い形まである
どういう現象?
I'm、don't、it's のように2語が1語に縮んだ形です。話し言葉では書かれない縮み方もあり、going to → gonna、want to → wanna がその代表です。
なぜ起きる
頻繁に使う組み合わせほど短くなる、という言語全般の傾向です。縮むのは、その組み合わせがよく使われる証拠でもあります。
聞き取りのコツ
gonna や wanna は書き言葉ではありませんが、話し言葉ではむしろ標準です。フォーマルな場面や書面では going to / want to を使うという使い分けだけ押さえておけば、聞き取りでは短縮形を前提にして問題ありません。
例
I'm, don't, it's, we've / gonna(going to), wanna(want to), gotta(got to), kinda(kind of)
解説動画: 学校では習わない短縮形の発音を1つずつ確かめる/Kevin's English Room / 掛山ケビ志郎
短縮形の発音は教わっていない: 中学で I'm や you're の書き方は習うのに、正しい発音を教わった覚えがないという話から始まる。書いてあっても「ユア」とカタカナで読んだり、二語に分けて読んだりしてしまう。日常会話ではくっついた形のほうが圧倒的によく出てくるのに、そこだけ抜けているという問題意識で、用意した一覧を上から声に出して確かめていく。
やりがちな読み方とのズレ: you're は your とほとんど同じで、伸ばしたところが R になる感覚だという。I'll は「アイル」のままだと伝わらない可能性があるとされ、i が圧倒的に短くそのまま L へ入る。he'll も「ヒール」ではなく hill に近い短い音。you'll を「ユル」、会計の That'll be… を「ザットルビー」と読むと通じないとも指摘している。
書き言葉には出てこない形: How do you do が縮んだ howdy、good day の g'day、of the clock が縮んだ o'clock など、元の形が意識されないほど縮んだ例も挙がる。y'all(you all)はアメリカ南部の英語で、くっつけた瞬間に南部っぽく響くため大統領のスピーチでは分けて言う、mightn't や mustn't はイギリス英語や古い英語の印象であまり聞かないとも言う。
聞き取りにどう効くか: Have you ever は have がほぼ消えて「ユエバー」に近くなる。省略というより、速く言った結果そう聞こえるという捉え方をしている。自分が話すときは分けて言ってもかまわないとしつつ、音を知っていれば聞き取れる範囲は広がる。学校のリスニングと現地で耳にする英語の差は、ここにもあると締めている。