釣り場図鑑 | オトモネイチャー

釣り場図鑑・船・渡船

スロープと船揚場

スロープと船揚場は、水中までなだらかに続く地形が、浅場から深場への通り道になる一角

スロープと船揚場
写真: Yanajin33 / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

場所の特徴

漁港の一角にある、船を上げ下ろしするためのコンクリートの緩やかな斜面です。堤防の垂直な壁と違って水中までなだらかに続く地形のため、浅場から深場へ切れ目なくつながる自然な通り道になっています。船の往来がない時間帯は人の気配が少ない静かな一角でもあり、船・渡船の乗り場に隣接していることも多い場所です。斜面の角度そのものが、地形の変化として機能しています。コンクリートの継ぎ目や角に藻が付きやすく、そこにも小さな生き物が集まります。

船・渡船
船・渡船写真: 伊藤善行 / CC BY-SA 3.0

釣れるもの

斜面沿いを回遊するマアジやマイワシの群れが差し込みやすく、それを追ってクロダイ(チヌ)やスズキ(シーバス)が寄ります。満潮時に水没する斜面の際に小魚が溜まりやすく、狙い目になります。潮位によって水没する範囲が変わるため、時間帯ごとに表情の違う場所です。

マアジ
マアジ写真: Totti / CC BY-SA 4.0
マイワシ
マイワシ写真: 不明 / CC BY-SA 2.5
クロダイ(チヌ)
クロダイ(チヌ)写真: Rakurakuda / CC BY-SA 4.0
スズキ(シーバス)
スズキ(シーバス)写真: Kinori / CC0

立ち回り

船の往来がない時間を選んで、斜面に沿って探るのが前提です。垂直護岸のように一点を深く探るのではなく、浅場から深場へのつながりに沿って仕掛けを流すと地形なりの反応が得られます。干潮で斜面が広く露出している時間は、水際の一段落ちた縁を重点的に探ります。

安全・ルール

船揚場は船の作業スペースであり、常時の釣りが禁止されている港が大半です。掲示を必ず確認し、船の出入りがある時間帯は絶対に竿を出さないでください。斜面はコケで非常に滑りやすく、乾いて見える部分でも水気を含んで滑るため、安全靴が有効です。ライフジャケットも忘れずに準備してください。