ヘッドライト・ネックライト
手元を照らす
ヘッドライト・ネックライトは、棚の奥や機械の内側を覗く、夜の水辺で支度をするといった場面でライトを持つと手が一本なくなる問題を、額や首に掛けて両手を空けることで解決する灯りです。顔を向けた方向がそのまま照らされるので、覗き込みながら回す、押さえながら差すといった動きが普通にでき、体ごと移動しても明るさが付いてきます。手元二十センチを照らすのに光を絞った集光型を使うと白く飛んでかえって見えないため、広く散らす配光や段階を落とせる調光のほうが実用的です。充電式は半年触らない趣味だと空になりやすく、乾電池式は保管に強く寒い屋外でも電池を替えれば戻ります。
どこに効くか
作業は机の上だけでは終わりません。棚の奥で部品を探す、機械の内側を覗く、夜の水辺や山で支度をする、暗い部屋で機材をつなぐ。こういう場面は、ライトを持った時点で手が一本なくなります。口にくわえたり脇に挟んだりして、結局どちらも中途半端になる。ヘッドライトは額に、ネックライトは首に掛ける灯りで、顔を向けた方向がそのまま照らされます。手は最初から二本とも使えるので、覗き込みながら回す、押さえながら差す、といった動きが普通にできます。据え置きの照明と違って体ごと移動しても明るさが付いてくるのも効きます。停電の夜や車の中でも同じ物が働くので、出番の幅はいちばん広い部類です。
選ぶときに見るところ
明るさの数字より配光を見ます。手元二十センチを照らすのに光の束を絞った集光型を使うと、白く飛んでかえって見えません。広く散らす配光か、段階を落とせる調光があるほうが実用的です。充電式は継ぎ足せますが、半年触らない趣味だと、いざ使う日に空になっています。乾電池式は保管に強く、寒い屋外でも電池を替えれば戻ります。重さは額に来るので、後ろまで回るバンドか、肩に預ける首掛け型か。屋外なら防水の等級も見ます。まずはスマホの灯りを立てて、手が足りないのか光が届いていないのかを分けてください。前者ならこれ、後者は卓上の灯りです。机の上で足りているなら、買う理由は外に用事があるときだけです。
解説動画: 【ここに着目して選べ!】明るければいいというわけではない!?登山におけるヘッドライトについて解説!/ヤマレコ社長の絶対遭難させないチャンネル
明るさの目安: 明るさはルーメンで表しますが、これは光源が出す光の量で、照らされた面の明るさではありません。同じ数値でも光を絞るか広げるかで見え方は変わるため、あくまで目安です。200ルーメンあれば大抵は足ります。200〜300は寝場所や手元向き、夜通し歩くような使い方なら300以上が目安になります。
白・電球色・赤: 光の色は主に三つ。白はよく見える反面、近くを照らすと眩しく、人に向ければ相手も眩しい。電球色は地形が少し見づらくなりますが目の負担が軽く、青い光が少ないぶん霧の中で乱反射しにくい。赤は刺激がさらに弱く、暗さに慣れた目のまま手元を見られるので、周りに人がいる場所で使えます。
照らし方と電池の残り: 光を絞るスポットは遠くまで届いて道を探すのに向き、広げるワイドは足元や周囲の確認に向きます。両方を同時に出すミックスもある。高出力モードは電池の減りが早く、最大で点けっぱなしにすると2時間ほどで空になる機種もあります。残量表示や、減った時に点滅で知らせる機能を確認しておきます。
電源と防水の表記: 乾電池式は切れても入れ替えればすぐ復帰、充電式は繰り返し使えて安上がりです。充電中は点灯できない機種があるので確認を。同じ形で電池とバッテリーを差し替えられるものもあります。防水防塵はIPの表記で、1文字目が防塵、2文字目が防水。普通の雨なら4、直接水がかかるなら6が目安です。