つづりと音の図鑑

sh(二重字(2文字で1つの音))

shは、sとhの2文字で、日本語の「シ」に近い1つの音/ʃ/を表す二重字です。/ʃ/。日本語の「シ」に近い音ですが、唇を前に張り出すぶんだけ違います。「静かに」の「シーッ」がほぼそのままこの音です。アメリカ英語の発音を教える Rachel's English は、歯を近づけ、舌先は前を向けて何にも触れさせず…

ch(二重字(2文字で1つの音))

chは、日本語の「チ」に近い/tʃ/を表し、語のどこでも同じ音になる二重字です。/tʃ/。日本語の「チ」に近く、舌の前の平らな部分を上あごにいったん付けてから離す音です。アメリカ英語の発音を教える Rachel's English は、t の音と sh の音を組み合わせた無声音(息だけで声は出さない)で、歯を合わせ…

th(二重字(2文字で1つの音))

thは、舌先を歯で挟んで出す、無声の/θ/と有声の/ð/の2つの読み方を持つ二重字です。2つの読み方があります。/θ/(声を出さない)と/ð/(声を出す)で、どちらも舌先を上下の歯で軽く挟んで、その隙間から息を通すという口の形は同じです。英語教師 Laura(Smashing English)は…

ph(二重字(2文字で1つの音))

phは、fと同じ/f/を表す、ギリシャ語由来の語に現れる二重字です。/f/。f とまったく同じ音で、上の前歯を下唇に軽く当てて息を通します。

ck(二重字(2文字で1つの音))

ckは、短母音のすぐあと、1音節語の終わりに使う/k/の二重字です。/k/。c だけ・k だけと音は同じで、つづりの決まりごとであって、音の違いではありません。

ng(二重字(2文字で1つの音))

ngは、舌の奥を軟口蓋まで持ち上げて息を鼻へ通す/ŋ/の二重字で、語頭には来ません。/ŋ/。アメリカ英語を教える Rachel's English は、あごを少し下げ、舌先は下に置いたまま、舌の奥を軟口蓋まで持ち上げ、息を鼻へ通す音だと説明しています。語頭には来ません。日本語の「ん」は…

ai(母音ペア)

aiは、aが名前を言いiが黙る母音ペアで、Aの名前どおり/eɪ/と読みます。/eɪ/。アルファベットの A の名前(エイ)そのままです。

ea(母音ペア)

eaは、/iː/・/e/・/eɪ/の3通りの読み方を持つ、母音ペアの中でもとくに例外の多い綴りです。基本は/iː/(イー)で、e が名前を言う形です。ただしこのペアだけは読み方が3つあり、母音ペアの中でも例外がとりわけ多いつづりです。語源辞典 Etymonline によると、ea は16世紀初めに導入された綴りで…

oa(母音ペア)

oaは、oが名前の/oʊ/を言い、aが黙る母音ペアです。/oʊ/。O の名前(オウ)です。日本語の「オー」と違って、途中で口が狭くなって「ウ」に向かいます。ここを平らに伸ばすと、いかにもカタカナの発音になります。アメリカ英語の発音を教える Rachel's English は、あごを下げた位置から始め…

ee(母音ペア)

eeは、eの名前どおりの/iː/を表す母音ペアで、母音ペアの中でもいちばん例外の少ない綴りです。/iː/。E の名前(イー)です。アメリカ英語の発音を教える Rachel's English は、あごを少し下げ、舌先は下の前歯の裏に置いたまま、舌の前の中ほどを上あごへ盛り上げ、口角を少し横に引くと説明しています。…

a_e / i_e / o_e / u_e(サイレントE)

a_e・i_e・o_e・u_eは、語末の黙字のeが1つ手前の母音に名前を言わせる規則です。語末の e 自体は読みません。しかし1つ手前の母音が「自分の名前」を読むようになります。子ども向け英語教材 Jack Hartmann Kids Music Channel の歌は、eは1つ手前の子音を飛び越えて母音に伝わり…

ar(r付き母音)

arは、母音のうしろにrが来ることで生まれる、短母音でも長母音でもないr音性母音/ɑːr/です。/ɑːr/。Rachel's English は、「ファーザー」の /ɑː/ から、舌を上あごへ持ち上げながら舌の両側を上の歯の裏に触れさせ、顎も一緒に持ち上げていく動きだと説明しています。『あいうえおフォニックス』も…

or(r付き母音)

orは、oのうしろにrが来てr専用の音になる/ɔːr/で、arと同じ仕組みです。/ɔːr/。アメリカ英語の発音を教える Rachel's English は、母音部分をあごを下げ、舌を奥へ引き、舌先はどこにも触れさせず、唇を少し外へ広げる動きと説明しています。AH(ア)より舌を奥に引く点で区別され…

er / ir / ur(r付き母音)

er・ir・urは、つづりが3通りあっても同じ/ɜːr/と読む、r付き母音のグループです。3つとも/ɜːr/で、同じ音です。アメリカ英語を教える Rachel's English は、唇の両端を内側に寄せて少し前へ出し、舌の真ん中を上あごへ向けて上げ、舌先は少し垂らして歯にも上あごにも触れさせないと説明します。…

-le(語末のきまり)

-leは、子音とlで1つの音節を作り、eを読まない語末の決まりです。/l/(音節主音の l)。Rachel's English(アメリカ英語)は、-le の l を舌先は下の前歯の裏に付けたまま舌の奥を喉のほうへ引く暗い l とし、唇は緩め…

-tion / -sion(語末のきまり)

-tion・-sionは、「ション」と読み、1つ前の音節に強勢が来る語末の決まりです。/ʃən/。t を「ト」と読んではいけません。-tion 全体で「ション」になり、直前の母音に強勢が来ます(naTIONではなく NAtion)。

c(2つの読み)(1文字の基本)

cは、基本は/k/ですが、うしろにe・i・yが来ると/s/になる1文字2読みの文字です。基本は/k/(cat, cup, cold)。ただしうしろに e・i・y が来ると /s/ になります(city, cent, cycle)。語源辞典 Etymonline によると…

g(2つの読み)(1文字の基本)

gは、cと同じく、うしろにe・i・yが来ると/g/から/dʒ/に変わる1文字2読みの文字です。基本は/g/(go, game, good)。うしろに e・i・y が来ると /dʒ/ になります(gem, giant, gym)。読み方の決まり方は c とまったく同じ仕組みです。語源辞典 Etymonline によると…

a / e / i / o / u(短母音)(1文字の基本)

a・e・i・o・uの短母音は、子音・母音・子音の並びの1音節語で使う基本の読み方です。5つの母音字には、それぞれ短い基本の音が割り当てられています。aは/æ/(cat)、eは/ɛ/(bed)、iは/ɪ/(sit)、oは/ɑː/または/ɒ/(hot)、uは/ʌ/(cup)です。…

y(3つの読み方)(1文字の基本)

yは、語頭の/j/、多音節の語末の/ɪ/、1音節の語末の/aɪ/という3つの読み方を持つ文字です。yには3つの役割があります。語頭では子音の/j/(yes, yellowのヤ行に近い音)、複数音節の語末では/ɪ/(happy, cityの弱い「イ」)、1音節語の語末では/aɪ/(my, flyの「アイ」)です。…

qu(1文字の基本)

quは、qの直後に必ずuが来て、2文字合わせて/kw/という1つの子音になるつづりです。/kw/。アメリカ英語の発音を教える Rachel's English は、唇を丸く締めてwの形を作りながら、舌の奥を上あごの奥へ当ててkを出す動きだと説明しています。唇の丸めを先に作っておくと…

wh(二重字(2文字で1つの音))

whは、where・what・whenなど多くの語で/w/と読み、hは書くだけで発音に関わりません。多くの語で/w/(ふつうのwと同じ)です。where, what, whenがこれにあたり、hは書くだけで発音には関わりません。ただしwho, whose, wholeは逆に/h/になり、wのほうが黙字になるという…

kn / wr / gn(二重字(2文字で1つの音))

kn・wr・gnは、語頭の1文字目を読まず、2文字目の音だけを出す黙字の仲間です。3つとも語頭の最初の文字を読みません。knは/n/(kneeは「ニー」)、wrも/r/(writeは「ライト」)、gnは語頭で/n/(gnomeは「ノウム」)になります。見た目には子音が2つ並んでいても、耳に届く音は1つだけで…

tch / dge(二重字(2文字で1つの音))

tch・dgeは、短母音のすぐあとに置くch・jの形で、音はchやjと同じです。tchは/tʃ/、dgeは/dʒ/で、それぞれch・jと同じ音です。短母音のすぐあとでこのつづりを使うという共通のルールがあり、catch, judgeのように1音節の語末に現れます。…

gh(二重字(2文字で1つの音))

ghは、語頭で/g/、語末で無音や/f/と、語によって読み方が違う二重字です。ghは語によって音がまったく違います。語頭では/g/(ghost)、多くの語末では発音しません(night, light, though)、一部の語末では/f/になります(laugh, cough, enough)。…

oo(2つの読み)(母音ペア)

ooは、長い/uː/と短い/ʊ/の2つの読みを持ち、つづりだけでは見分けられない母音ペアです。ooには2つの読みがあります。/uː/(長い「ウー」、moon, food)と/ʊ/(短い「ウ」、book, foot)です。どちらも唇を丸めますが、長いほうは唇を強く突き出し、短いほうは力を抜きます。…

ou / ow(母音ペア)

ou・owは、基本は/aʊ/と読み、語末ではow、語中ではouと書き分けるつづりです。どちらも基本は/aʊ/で、cowとloudは同じ母音です。唇を丸めながら「ア」から「ウ」へ滑らかに動く二重母音で、日本語の「アウ」よりも一続きの動きとして出します。途中で音を止めてしまうと、2つの独立した音に聞こえてしまい…

oi / oy(母音ペア)

oi・oyは、/ɔɪ/という1つの読み方しかない、母音ペアの中でも例外のとても少ない組み合わせです。/ɔɪ/。日本語の「オイ」に近く、丸めた「オ」から唇を横に引く「イ」へ動く二重母音です。母音ペアの中では読み方が1つしかなく、例外もほとんど無い扱いやすい組み合わせとしてよく引き合いに出され…

au / aw(母音ペア)

au・awは、唇を丸めて突き出して出す/ɔː/を表す、rを伴わないつづりです。/ɔː/。唇を丸めてしっかり突き出しながら出す「オー」で、rを伴わない点でar/orとは別の音です。authorとdaughter、sawとdrawはすべて同じ母音で、つづりが違っても耳に届く音は共通しています。…

e_e / y_e(サイレントE)

e_e・y_eは、語末のeが1つ手前の母音に名前を言わせる、サイレントEの仲間です。しくみはa_e / i_e / o_e / u_eとまったく同じで、語末のeが1つ手前の母音の名前を呼び起こします。e_eは/iː/(theme, complete)、y_eは/aɪ/(style, type)になり…

サイレントEが効かない語(サイレントE)

サイレントEが効かない語は、母音+子音+eの形でも短母音のまま読む語のグループです。同じ「母音+子音+e」の形でも、前の母音が名前を言わない語が一定数あります。have / hasやcome / some、live, loveがその代表で、短母音のまま(capのときと同じ音)読まれます。…

air / ear(r付き母音)

air・earは、母音ペアの後ろにrが来て生まれる、r音性母音/eər/を表すつづりです。/eər/、またはアメリカ英語で/er/に近い音です。唇をあまり動かさず「エ」から舌を奥へ丸める動きで、chairとbear、hairとbearは同じ母音になります。airもearも…

-ed(3つの読み方)(語末のきまり)

-edは、直前の音によって/t/・/d/・/ɪd/の3通りに読み分ける語尾です。-edには3つの読み方があります。/t/(無声音のあと、walked, watched)、/d/(有声音のあと、played, cleaned)、/ɪd/(t/dのあと、wanted, needed)です。母音を足すか足さないかの違いが…

-s / -es(3つの読み方)(語末のきまり)

-s・-esは、直前の音によって/s/・/z/・/ɪz/の3通りに読み分ける語尾です。-s/-esにも3つの読み方があります。/s/(無声音のあと、cats, books)、/z/(有声音のあと、dogs, boys)、/ɪz/(歯擦音のあと、buses, watches)です。…