カルス(callus)

意味

カルスは、傷などで分化した細胞が脱分化してできる、分化の度合いの低い細胞の塊である。

解説

カルスは、植物の傷口に、脱分化した細胞が集まってできる細胞の塊である。脱分化は、分化した細胞が分化の度合いの低い状態に戻ることである。

理化学研究所の2017年の発表では、シロイヌナズナで、転写因子WIND1とESR1が階層的に働いてカルスの形成を促すことが分かった。

カルスからは、茎や葉などの新しい組織が再生される。同じ研究では、ESR1の発現量を増やすと、植物ホルモンを加えなくても茎葉の再生が促進された。

出典

理化学研究所 プレスリリース(2017年1月17日) https://www.riken.jp/press/2017/20170117_2/index.html