ホタルは、初夏の夜、水辺だけで見られる光を放つ虫。


見分け方
よく見られるのは光が強くゆっくり明滅するゲンジボタルと、小さく速く点滅するヘイケボタルです。五月の終わりから七月、きれいな流れや水田のそばで、蒸し暑く風のない、月明かりのない夜にいちばんよく光ります。科学解説チャンネルInsider Scienceは、腹の発光器でルシフェリンという物質とルシフェラーゼという酵素が反応し、白熱電球と違ってほとんど熱を出さない「冷たい光」を作ると説明しています。
危険・注意
人への危険はありませんが、環境の変化にとても弱い生きものです。強い光を当てると、その場の発光がぴたりと止まって求愛が妨げられます。水辺に踏み込むと、幼虫や餌になるカワニナがすむ川底を壊してしまいます。2022年に北米のホタルを調べた研究では、人工の光の強さや当て方によって、オスとメスが出会えず交尾できない種があったと報告されています。
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ホタルのいる場所の条件と、撮影のしかた・光のマナー
ホタルが多い場所の条件
ホタルが多く生息する場所の条件として、水がきれいな川であること、水流が穏やかであること、幼虫の餌になるカワニナがいること、草や木がふんだんに生えていることを挙げている。近年はホタルが戻ってきた場所も多くなってきたと話しており、条件の合う川辺を探すことが出発点になる。
撮影の3つの方法
ホタルの撮り方は3通りあると説明している。1つはシャッターを開けたままの長時間露光、2つ目はカメラ内で比較明合成ができる機種でそのまま撮る方法、3つ目は連続撮影しておいてパソコンで比較明合成する方法である。いずれも長時間の露光になるため、ブレないように太くしっかりした三脚と、シャッターを切るためのレリーズを用意する。
現地で持っていくもの
水の中に入ることもあるので長靴を履いておくとよく、ヒル対策にもなる。暗がりでは少し離れただけで自分の三脚が分からなくなるため、三脚に蛍光テープを巻いておくと見つけやすい。レンズはできるだけ明るいものを選び、20mmF1.8などを使っている。ヒメボタルは光がとても弱いので、撮るときはさらに明るい17mmの単焦点を使うという。
光を出さないマナー
ホタルは光を嫌うため、基本的に照明は使わない。どうしても必要なときだけ小さなLEDを使うとよい。またカメラのモニターの光は周りで撮っている人の迷惑になるので、バリアングルモニターは裏返しておくか、設定でモニターをオフにする。モニターに黒い布をかけてもよいとしている。
出典
- 動画・英語 Insider Science What's Behind The Firefly's Glow | What's Inside?
- 論文・英語 Owens ACS, Lewis SM(Royal Society Open Science)(2022) Artificial light impacts the mate success of female fireflies
- 論文・英語 Lewis SM, Jusoh WFA, Walker AC, Fallon CE, Joyce R, Yiu V(Insects)(2024) Illuminating Firefly Diversity: Trends, Threats and Conservation Strategies
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