Honor of Kings(オナーオブキングス)のランクは、勝ち負けの半分近くが、試合の始まる前のピック画面で決まっています。味方と相手のピック、レーンの分担、消えたBAN。盤面の情報はここでほぼ出そろうのに、多くの人はこの短い時間を、いつもの手癖で1体を選ぶか、迷った末になんとなく握るかで使い切ってしまう。もったいない話です。ここで見えているものを読み切れば、まだ何も操作しないうちから勝率を上げられます。

とはいえ、ピック画面でひとつの操作に与えられる時間は数十秒。ティア表を別タブで開き、ビルド紹介をもう一枚めくり、相性表をさらに探して……とやっている暇はありません。だから、握る前の下調べを短時間で終わらせる道具が要ります。オトモリンバオのヒーロー図鑑は、勝率・強み時期・序中終盤の立ち回り・スキルのレベル別数値・おすすめ装備/アルカナ・相性が、ヒーローごとに1画面へ並んでいます。この記事では、その1画面を「握る前の30秒」でどう読むかを、レーン選び・対面確認・BAN検討・下調べという4つの実際の使いどころに沿って追っていきます。

勝率・強み時期・立ち回りがひと目でわかるヒーロー詳細|オトモリンバオ

なぜ1画面にまとまっていると効くのか

ピック画面のいちばんの価値は、まだ引き返せることにあります。ロックした瞬間、あなたはその手札のまま試合を戦うしかなくなる。逆に言えば、ロックする前のこの数十秒だけが、判断をやり直せる唯一の時間です。

問題は、その時間が短いこと。強さを調べるサイト、ビルドを載せたページ、相性をまとめた表。ふだん別々の場所にあるこれらの情報を、この窓の中で行き来していたら、タブを往復しているうちにタイマーが切れて、結局いつもの1体に手が伸びます。図鑑が6つの情報を1画面に集めているのは、単に見やすいという話ではありません。バラバラだと物理的に間に合わない確認を、間に合わせるための形です。

そしてこの30秒でやるのは、暗記ではなく確認です。たいていの人は、握りたい1体をもう心の中に持っている。その決め打ちを、今日の盤面(味方の顔ぶれ、相手のピック、消えたBAN)に照らして、本当にそれでいいかを確かめるだけ。以下は、その確認を4つの段階に分けたものです。

まず勝率と強み時期で、今日そのレーンで握る1体を決める

対面がまだ割れていない序盤のピックでは、二つの数字がほとんどの仕事をしてくれます。勝率と、強み時期です。

勝率は、そのヒーローが今の環境で実際に勝てているかを示します。名前の通った人気ヒーローや、配信で映えるヒーローが、そのまま勝率の上位とは限りません。むしろ、注目度と勝率が逆を向いているヒーローは珍しくない。だからこそ、握る前に素の数字を一度見ておく価値があります。

見落とされがちなのが、強み時期のほうです。序盤に強いのか、中盤で化けるのか、終盤に伸びるのか。ここを味方の勝ち筋に合わせるのが肝心です。味方に序盤から圧をかけられる顔ぶれが揃っていて、早く試合を畳みたいのに、自分まで育ちの遅い後半型を足してしまえば、序盤の圧力は生まれず、相手が育つのを待つだけの展開になります。逆に、自軍が序盤の弱い編成なら、後半に伸びる1体が終盤の軸になる。図鑑は各ヒーローの強み時期をひと目で示すので、手癖ではなく、その試合のテンポに合わせて選べます。

どのヒーローが今どれくらいの勝率で、どの時期に強いか。具体的な数字は版やシーズンで動くので、オトモリンバオのヒーロー図鑑で最新のものを見て決めるのが確実です。

オトモリンバオのヒーロー図鑑。全ヒーローを勝率・強み時期つきで一覧

対面が割れたら「有利・苦手」で確かめる

自分のレーンに立つ相手が見えたら、次に開くのは相性です。図鑑では、相棒・有利・苦手の三つに分けて相手が並びます。仮決めしていた1体の「苦手」の欄に、いま見えている対面の名前があれば、それは考え直すか、少なくとも厳しいレーンになる覚悟をするサインです。逆に「有利」に載っていれば、自信を持ってロックできます。

ドラフトでは、あとから引くピックほど、すでに見えている相手に答え合わせができます。この後出しの利を、勘ではなく一覧の照合に変えてくれるのが相性欄です。相性は一方通行ではないので、余裕があれば自分のヒーローの欄だけでなく、相手側の得意・苦手も覗いておくと、レーンの力関係がより正確に読めます。

もうひとつ、相棒の欄も使えます。味方が先に1体ロックしているなら、そのヒーローの相棒に挙がっている1体を選べば、狙ってシナジーを組める。味方と相手のピックを登録すれば編成バランスやおすすめピックを自動で出すピック分析もあるので、この噛み合わせを探す手間はさらに減らせます。

BANは「一番強い敵」ではなく「自分が一番困る敵」を消す

BANでありがちなのが、世間で最強とされる有名ヒーローを反射的に消してしまうことです。けれど、あなたの編成がもともと対処できる相手を消しても、そのBANはあまり効いていません。本当に消したいのは、あなたの勝ち筋を壊す相手です。仮決めした1体の天敵だったり、味方のテンポを潰してくる相手だったりします。

ここでも図鑑が二方向から助けてくれます。ひとつは勝率で、今の環境で頭ひとつ抜けて勝っているヒーローが誰かを教えてくれる。もうひとつは、自分のヒーローの「苦手」欄で、自分が具体的に困る相手が誰かを名指ししてくれる。抽象的に強いだけで自軍が捌ける相手を消すより、勝率も高く、しかも自分の苦手に載っている相手を消すほうが、同じ一回のBANでも効きが段違いです。世間のランキングをなぞるのではなく、自分の盤面から逆算してBANを決める。この視点の切り替えだけで、序盤の主導権はぐっと取りやすくなります。

握ると決めたら、装備・アルカナ・スキル・立ち回りを一気に下調べ

握る1体が固まったら、残りの数秒とロード画面を使って、試合中に迷わないための下調べを済ませます。ここが、握る前の30秒の総仕上げです。

まずはおすすめ装備とアルカナ。ビルドの組み順を試合中に手探りしていると、序盤の大事な数分をムダにします。とくに、ふだん握らない1体を握るときほど、先に完成形と積み順を見ておく価値があります。

次にスキルのレベル別数値と係数。どのスキルを優先して上げると火力が伸びるのか、奥義が何をするのか。奥義はレベル4で解放されるので、その最初の一回をどこで切るかは、序盤の駆け引きに直結します。数字を一度見ておくだけで、コンボの手応えやパワースパイクの瞬間が初見でなくなります。

最後に序中終盤の立ち回り。いつ弱くて安全にすべきか、いつ強気に仕掛けられるか、どこで試合を畳みにいくか。この見取り図が頭に入っている1体と、その場で手探りしている1体とでは、同じヒーローでも別物になります。細かい数値や係数は版で変わるので、そこは図鑑の最新表示に任せて、あなたは方針だけ持って試合に入ればいい。

ヒーロー詳細。勝率・立ち回り・スキル・おすすめ構成・相性が1画面に

まとめ:握る前の30秒が、いちばん安い

エイムやコンボの練習には時間がかかります。けれど、ピック画面での30秒の下調べは、今日から、操作の上達を待たずに勝率へ足せる一手です。手順にすると、こうなります。

  • 勝率と強み時期で、そのレーンで握る1体を仮決めする
  • 対面が割れたら、有利・苦手で確定するか、握り替える
  • BANは、世間の最強ではなく、自分が一番困る相手を消す
  • 握ると決めたら、装備・アルカナ・スキル・立ち回りまで下調べする

どれも、6つの情報が1画面に並んでいるからこそ、数十秒で回せる流れです。次のランクのピック画面で迷ったら、まずオトモリンバオの図鑑を開いて、この30秒の下調べから始めてみてください。握る前のひと手間こそ、いちばん安く勝率を買える場所です。