Honor of Kings(オナーオブキングス)を始めよう、あるいは久しぶりに戻ってこよう。そう思ってヒーロー選択の画面を開いた瞬間、多くの人が最初の壁にぶつかります。118体。ずらりと並んだアイコンを前に、「で、結局どれを使えばいいの?」と手が止まる。誰でも触れる選択肢の広さが、いざ始めるときには途方もない海に見えてしまうのです。この記事は、その海で溺れないための地図です。強さのランキングから入るのではなく、自分の手に馴染む「最初の1体」をどう見つけ、そこからどう深掘りしていくか。始めたばかりの人にも、しばらく離れていた復帰勢にも効く、遠回りしない道筋を整理しました。
118体という自由が、最初の壁になる
始めたてのプレイヤーが立ちすくむのはもちろんですが、復帰勢も別のかたちで同じ壁にぶつかります。しばらく離れているあいだにヒーローは増え、昔の性能は調整され、環境そのものが動いている。久しぶりに開いた画面は、記憶より一回り広く、少しよそよそしく感じられるはずです。
どちらの場合も、詰まる理由は同じところにあります。「まず118体を理解してから決めよう」としてしまうことです。けれど全部を把握してから始める必要はありませんし、そもそも不可能です。必要なのは、最初にじっくり付き合う一体を決めること。たった一体でいい。そこを見誤ると、いつまでも選択画面の前で足踏みし続けることになります。
「最強ランキング」で最初の1体を選ぶと、たいてい遠回りになる
迷ったとき、多くの人がまず「HoK 最強」で検索して、ティア表の一番上を選ぼうとします。気持ちは分かりますが、最初の一体をこの基準で選ぶのは、実はいちばん遠回りになりやすい道です。
理由は三つあります。ひとつめは、ティア表の上位は「そのヒーローの持ち味を出し切れる人」を前提に並んでいること。強いとされるヒーローほど操作が複雑で伸びしろが大きく、始めたての手では持ち味の半分も出せずに終わりがちです。ふたつめは、環境が動くこと。今シーズンのS評価が来月にはB評価、ということは珍しくなく、順位を追いかけるたびに一から覚え直す羽目になります。そして三つめが、いちばん大事な点です。強さと「自分に合うか」はまったくの別物だということ。客観的に強いヒーローでも、自分の好みと噛み合わなければ握っていて楽しくないし、楽しくなければ上達する前に飽きます。
最初の一体の役目は、今週の勝ち星を最大化することではありません。マップの見方、時間帯ごとの動き、有利不利の感覚といったゲームそのものの土台を、あなたが心地よく操作できるヒーローを通して体に入れることです。ここで身につく感覚は、その後に握るすべてのヒーローに引き継がれていきます。
自分に合うかは、強さではなく相性で決まる
そうなると、問いは「どれが最強か」から「どれが自分に合うか」へと移ります。合うかどうかを分ける物差しは、ティア表には載っていません。ざっと挙げると、次のようなものです。
- 手に馴染むかどうか。数タップで仕事が完結する素直なヒーローもいれば、長いコンボを決めて初めて真価が出る玄人向けもいます。始めたてで後者を選ぶと、ゲームを覚える前に操作と格闘する羽目になります。
- 立ち位置の好み。前に出て受けながら戦いを起こす役、後ろから火力を出して味方に守ってもらう役、隙を突いて一人を仕留める役、味方を支えて勝たせる役。同じゲームとは思えないほど手触りが違います。
- 輝く時間帯。序盤から主導権を握るタイプと、序盤は耐えて終盤に化けるタイプでは、求められる我慢の量が正反対です。ファームして待てる性分か、開始一分から殴り合いたい性分かで、噛み合う相手は変わります。
- 味方ありきか、単独で完結するか。一人で試合を壊せるヒーローもいれば、特定の味方と組んで初めて輝くヒーローもいます。ソロランク中心なら、ここは特に外せません。
厄介なのは、これらの答えはティア表を眺めても分からないうえに、始めたての自分自身もまだ自分の好みを知らないことです。前で受けるのが好きなのか、後ろで火力を出すのが好きなのか。何試合か握ってみないと、そもそも判断がつきません。それでも、この相性こそが「そのヒーローを、上達するまで握り続けられるか」を決めています。
迷ったら、まず診断に預けてみる
自分の好みがまだ言葉にならない。けれど何かとっかかりが欲しい。そんなときに頼れるのが ヒーロー診断 です。どんなふうに戦いたいか、どこに立ちたいか、どんな活躍がしたいか。いくつかの質問に答えると、今の環境で最強とされる一体ではなく、あなたの好みに噛み合う一体を提案してくれます。
これは最終結論というより、良い「第一稿」だと思ってください。118体の全体像とにらめっこするより、まず一体の候補に絞ってしまうほうが、試すハードルはずっと下がります。診断が示した一体を実際に何試合か回してみて、しっくりくればそのまま相棒に、少し違うと感じたら答えを変えてもう一度。このくらい気軽に使うのがちょうどいい。感覚が鈍った復帰勢にとっても、いまの自分の好みを手早く測り直す物差しになります。
診断で出た1体を、図鑑で相棒に育てる
候補が決まったら、それはスタートラインであってゴールではありません。次にやることは、その一体を実際に動かせるところまで深く知ること。ここで「まず一体」に絞った効果が効いてきます。あれこれ手を広げず、一つのキットを隅々まで理解できるからです。
そこで開きたいのが オトモリンバオのヒーロー図鑑 です。一体分の情報(勝率や強くなる時期、序盤・中盤・終盤の立ち回り、スキルのレベル別の数値や係数、おすすめの装備とアルカナ、そして相棒になるヒーロー・有利な相手・苦手な相手といった相性)が、1画面にまとまっています。始めたての人にまず読んでほしいのは相性の欄です。「この相手には勝てないから、見かけたら無理をしない」と知っておくだけで、コンボの練習より先に負けが一つ減ります。
なお、スキルの具体的なダメージや現在の勝率といった細かい数字は、アップデートのたびに動きます。ここで暗記するより、握るたびに図鑑で最新の値を確かめる癖をつけたほうが確実です。
昔の相棒は、今も同じ相棒とは限らない
復帰勢が気をつけたいのは、一年前に握っていた得意キャラが、そのまま今も得意とは限らないことです。性能が調整されていたり、立ち位置ごと変わっていたりする。「とりあえず昔の相棒を握る」という反射は、キットや相性が変わっていた場合、気づかないうちに自分を不利にしていることがあります。
やることは二つです。もう一度診断を通して、いまの好みが以前と同じ方向を指すか確かめること。そして昔の相棒を図鑑で開き、現在の立ち回りと相性がどうなっているかを見ておくこと。戻ってみたら以前より強くなっていることもあれば、環境が動いて別の候補のほうが今の自分に合うこともあります。どちらにせよ、思い込みで握るより、確かめてから握るほうが早く勝ちに近づけます。
一体を握りしめてから、世界が広がる
少し逆説的ですが、いずれ118体すべてを楽しめるようになる最短ルートは、最初に117体を思いきって無視することです。手に馴染む一体を選び、その一体を通してマップも時間帯の動きも有利不利の感覚も体に染み込ませる。土台さえできれば、そこから握るヒーローを増やすのは驚くほど簡単になります。基礎はどのヒーローにも引き継がれるからです。
だから最初の問いは「誰が最強か」ではなく、「どれが自分の相棒か」。まず診断に一体を選んでもらい、それを図鑑で本物の相棒に育てる。この往復を回していくうちに、118体はいつしか壁ではなく遊び場に変わっています。診断も図鑑も、暗記トレーニングやピック分析といった続きの機能も、オトモリンバオ にまとまっています。迷子になる前に、まずは一体、決めるところから始めてみてください。
